ICLで視力が0.7→2.0に上がり、ついでに緑内障予備軍ということも判明した話。
手術から経って半年弱くらい経つので、感想メモです
感想
- やった人ほぼ全員言っていると思うが、とにかく最高!
- 矯正視力が0.7→2.0ぐらいに上がったので、単純に世界の見え方が変わる
- コンタクトに関わる細かい面倒事が全部消えた
- 旅行・帰省の時に、コンタクトを忘れると全てが詰んでしまうという地味な恐怖感が消えた
- 2~3ヶ月に一回楽天から注文してたんだけど、度数とか毎回入力するのが地味にダルかった
- 冬はコンタクト装着のためにベッドから出て激寒の洗面所まで行くのがかなりしんどく、起きる時間が遅くなる一因となっていた
- 眠気が来るギリギリのタイミングに外すダルさ
- ドライアイが改善した
- 手術前の検査で、しばらく眼を開けておかないといけないタイプの検査があり、途中で何度も眼を閉じてしまい何度もやり直しになっていた
- 手術翌日に同様の検査をした際、これ無限に眼を開けてられるんじゃないか?ってくらい余裕感が違った。以降の検査も全部一発スルーだった。
- よく映画館でコンタクトが乾燥して外れて絶望していたので、これは地味に助かる...
- 改造人間を名乗れるようになった
緑内障予備軍であることも判明した
- 正式に手術を決める前に、かなり精密な検査を数回やるのだが、眼底検査のステップで医者から待ったがかかった。
- どうやら眼底検査の結果、視神経がかなりダメージを受けていて緑内障の疑いがある状態らしく、先にそっちを検査した方がいいと伝えられた。
- 緑内障を端的に説明すると、徐々に視野に欠損がしてきて最終的には失明する。途中で治ったり戻ることも無いらしい。怖すぎ。
- 自分の体にプラスになることだけ考えて足を運んだのに、何この爆弾???
- その後別で緑内障の検査をしたが、現時点ではまだ症状が見られないとのことでメチャクチャ安心した。ただ定期検査には来てくれとのこと。
- 治ることはないが進行を遅らせる事はできるため、早期発見が大事らしい。本当にこのタイミングで分かって良かったです。
- 気になる人は緑内障検査のついでの勢いでICLやっちゃう勢いで全然いいと思います
事前に心配していたことへのアンサー
- 視力が上がりすぎて逆に手元が見づらくなったり、老眼のような症状が出たりしないか?
- これが一番恐れていたこと。たまにこうなる人がいて、術後でもPC触るときは老眼鏡使ったりしてるという話をネットでチラホラ見かけていた。
- 本業・副業共にPC触りっぱなしなので、この状態はかなりリスクになると思って医者に何度も確認したが、自分くらいの年齢だとピントを合わせる能力が依然高いため、そんなに心配しなくてOKと言われたが最後まで疑心暗鬼だった
- 結果、一切問題ありませんでした!近くも遠くもバッチリ綺麗に見えてます。ずっと疑っててスミマセンという気持ち。
- 乱視用レンズの場合、眼内で回転してぼやけた状態で固定されるリスクがこわい
- 乱視用コンタクトがズレて、視界がボヤけてるストレスを感じることが多かったので、その状態で呪いの装備状態になるのはたまったものではないと思っていた
- 今のところ一切そんな事は起きておらず、クリアな視界が保たれています。
- 調べていると術後10日ぐらい経ってくると、段々と固定度が上がってきてよりリスクが下がる、的な記事も見かけたので今のところあまり心配もしていない。
- お世話になった病院が、レンズが回転した場合は数ヶ月以内なら無料で戻してくれる、といったプランで組んでくれていた事も安心感に繋がった。
値段
- 両目で70万くらい。通常は50万くらいだが、自分の場合は両目乱視が入っていたので片目につき+10万で20万上乗せされた。
- 同じ病院で受けた友人の紹介割があったのでここから2~3万安くなりました。
- コンタクト10年分先払いで一生分貰える、という風に考えればまあ多少は誤差かな...?という思考にもなっていました
病院選び
- 全体で見ても料金帯が安く、Googleのスポンサー項目に頻繁に出てくるような病院は少し怖かったので避けていた。
- 値段はそこまで求めないので、とにかく安全性の方を優先して探していたところ、たまたま友人が自宅から近めの病院でICL手術を受けていて、最高との感想を聞いていたので結局そこにした。やはり周りに前例があると安心感が違いますね。
- 家から通いやすい所にしたのは大正解だったと思う。術後は視界がぼやけて痛む状態で帰らなきゃいけない上に、翌日、三日後、一週間後、一ヶ月後くらいの高頻度で通う必要があるので、絶対に自宅・職場から通いやすい所がいいです。
手術の流れ
- 来院後、コンタクトを外した状態でディズニーの近未来エリア的な、暗い壁面にネオンが光るような感じのサイバーパンクな雰囲気の待合室に案内された。
- 何人か椅子に座って待っているんだけど、スマホも触れず、そもそも全員裸眼なので何も見えず、僕たちこれから眼球をメスで切り裂かれるんだ...という恐怖が漂っている恐ろしい空間だった
- 20分くらい待った後にようやく自分の準備が始まった。この時点でとてつもない恐怖を感じていたところ、看護師さんから「気持ちが楽になるお薬です〜」と1錠渡された。北斗の拳のレイが薬渡してくるやつじゃん。
- こんな小さい薬1錠で俺が今感じている恐怖をコントロール出来ると思うなよ!!と感じていたが、飲んで5分くらいでめっちゃフワフワした気持ちになり完全敗北だった。実際この薬なかったら恐怖に耐えられなかったと思う。
- 眼にメス入るところとかは、視界外で起きていたのであまり分からなかった。ただ硬い物体で眼球をグイグイ押されると鈍い痛み辛かった。
- 麻酔パワーを越えた分の痛みの裏で、麻酔が抑えてくれている痛みもなんとなく実感できて、それが恐怖となってやってくるのが一番怖かった。これは多分やった人じゃないと伝わらないな...
- 術中、先生がたびたび「角膜ッ!」と叫ぶたびに助手が謎の液体を眼球にぶっかけてくれる。眼開けるの辛くなってきたな〜ってタイミングで「角膜ッ!」が来るので、後半は角膜コールはよ〜〜とずっと思っていた。
- 手術自体はトータル20分ぐらいで終わり、本当にこのぐらいで終わるのかと感動していた。
- 当日はしばらく眼がズキズキしていて、視力はおそらく1.2くらいは出てた気がするが、そもそも痛みで落ち着かなかった
- 翌日くらいまで完全に綺麗には見えなかったので、これ失敗では...?と結構本気で心配したが、2日後にはだいぶクリアな視界が手に入り感動でした。
嫌だったこと
- 手術終えて安定してからはほぼなし。
- 術前にコンタクト付けたら駄目な期間がある
- 確か1週間位は装着しないように言われた。普段メガネは全くせず、レンズも分厚いやつでかなり不格好になるのが嫌だった
- 術後1週間くらいはシャンプーが出来ない
- 涼しい時期じゃないとかなり厳しい
- イナズマイレブンのキャラみたいなゴーグルで歩かなきゃいけないのが嫌すぎて、出社の時は代わりにサングラスしたりしていた(非常に良くない)
まとめ
- 現状コンタクト代を払っていて、若干気になってる〜くらいの感じだったら今すぐやった方がいいです。
- 眼球限定の人間ドックみたいな総合検査も受けられるので...
- 新宿周りで受けてもいいかも、って人がいたら紹介するので声かけてください。手術台が数万安くなり、自分はアマギフがもらえます。